AWSの不要なサービスリソースを削除するメモ(CloudFrontをすぐに削除できなかった)
AWSの勉強として簡単なサイトを作成した後、ドメイン維持費の関係で削除することにしましたのでリソース削除にあたって参考にしたサイト等をメモしておきます。
そもそもどんなものを作成したのか・構成や目的等は下記にて。
参考:AWS Lambda関数とAPI GatewayでChatGPTのAPIとやり取りするサイトを作ろうとした話
今回削除するもの
- Route 53
- CoudFront
- ACM(Certificate Manager)
- S3
- API Gateway
- Lambda
料金が発生しているサービスについては下記の通り、Billing and Cost Managementコンソールの左列「請求書」をクリックし、「サービス別料金」で確認できます。
参考:AWS アカウントで不要になったアクティブなリソースを確認する方法を教えてください。
参考:AWS Billing and Cost Management コンソール
では参考にしたページや順番について書いていきます。
Route53
下記ページを参考に、DNSSEC署名の無効化→SOA・NSレコード以外のレコードの削除をした後、ホストゾーンを選択して削除しました。
参考:Route 53 ホストゾーンを削除する方法を教えてください。
ACM(Certificate Manager)
自分の場合はCloudFrontとACM(Certificate Manager)を使用してSSL証明書を使用・httops化していました。
ACM証明書は別サービスで使用されている場合には削除できないので、先にCloudFront側で関連付けを削除します。
具体的にはCloudFrontのコンソール画面でディストリビューションを選択→関連付けられている証明書の表示部分をクリックし「なし」に変更すると関連付けを削除できます。
ACM証明書がどのサービスで使用されているか分からない場合はCLIでも調べられるようです。
関連付けを削除したあと、下記ページの「次のコンソールを使用して証明書を削除するには:」の通り、削除します。
CloudFront
下記ページを参考に削除しました。
CloudFrontのディストリビューションは有効のままだと削除できないので、ステータスをいったん有効→無効に変更します。
それからディストリビューション行の右側「最終更新日」が作業日の日付に更新されたのを確認後、行を選択→右上「削除」をクリックすると削除できます。
上記参考ページにもありますが、変更をエッジロケーションに伝達する関係でディストリビューションが無効になるまで(削除できるようになるまで)やや待つ必要があります。
あとから作業することも可能ですが、待ち時間やキャッシュを持つことを考えると先に作業しておいた方が楽かなと思いました。
S3
下記ページ内の「Amazon S3」の項を参考にしました。
項中にある通り事前にサーバーのアクセスログを無効にする必要がありますが、自分の場合はそもそも有効にしていなかったのでその作業が不要で、オブジェクトを削除後、バケットを削除しました。
参考:AWS アカウントで不要になったアクティブなリソースを終了するにはどうすればよいですか?
API Gateway、Lambda
コンソール画面上で該当行を選択して、削除。特に引っ掛かったポイントはなく削除できました。
その他
今回はその他に下記を実施・確認しました。
- URLへアクセスしサイトが残っていないことを確認
- CloudFrontのディストリビューションを削除後、表示されなくなることを確認
- ドメインの解約
終わりに
AWSの不要なリソースを削除するためのメモでした。CloudFront以外のサービスはほぼ即座に削除可能でした。
AWSは公式のマニュアルが充実しているし他の方のノウハウも公開されていて本当に使いやすいですね。
割と簡単に削除できることが確認できたので、今後も気軽に勉強がてらいろいろなサービスに触れてみたいと思います。