【合格体験記】AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト (SAA-C02)に勉強時間1週間(くらい)で合格した
はじめに
AWS SAA試験に合格できたので、勉強法や反省点などを残しておきます。
※AWS SAA-C02の合格体験記です。2022年8月末からは AWS SAA-C03となりC02と比べて試験範囲が倍増するらしいので、この合格体験記は傾向の参考程度にしておいた方が吉です。
受験時のスペック
持っている資格は以下の通り。
- LPIC Level1(3年くらい前に取得。今はほとんど覚えてない)
- 情報セキュリティマネジメント試験(俗にいうセキュマネ、SG)
- HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル2
- AWSクラウドプラクティショナー(CLF)を取得済み
肩書は一応エンジニア(?、三年目)。でも技術的な経験はほぼなし。
AWS はCLFギリギリ合格程度の実力です。
(AWS CLFを取得した際の記事はこちら→AWSクラウドプラクティショナー(CLF)に勉強時間3日で合格した【合格体験記】)
実際の勉強スケジュール
3日目~4日目に土日を含んでいます。
ほぼ在宅勤務(週に一度出社)で比較的時間のある生活を送っているので、勉強時間は平日・休日ともに5~10時間で計40時間±10くらいかと思います。
日数 | やったこと |
1日目~4日目 | 参考書を読む(改訂新版 徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書[SAA-C02]を使用) |
4日目~5日目 | WEB問題集の一問一答を解く →理解の曖昧な部分はWEB記事を見たり参考書を読み直したり |
5日目~7日目 | AWSの模擬試験(無料テスト20問)を解く WEB問題集の模擬試験・一問一答を解く →間違った問題・理解のあいまいな部分をピックアップして確認・参考書を読み直し |
当日 | WEB問題集の間違った問題を中心に解き直し 理解の曖昧なサービスについてWEB記事を読むなどして総復習 |
本当はハンズオンで知識の定着&サービスの確認もやりたかったのですが試験範囲の改定が迫っており、猶予がなかったので今回は諦めました、、
使わせていただいたいもの
以下、たくさんお世話になりました。
改訂新版 徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書[SAA-C02]対応 徹底攻略シリーズ Kindle版
こちらの参考書を4日かけて読み通しました。Kindle版で254ページあります(索引を除く)。
おススメポイント
AWSで重視されるポイント(可用性やパフォーマンス、セキュリティ設定、コスト最適化)の観点から各サービスの仕様が説明されています。
章ごとに演習問題あり、公式サイトでは模擬問題1回分が公開されています。
「完全に網羅されてない」との口コミもありますが試験範囲の大多数のサービスについてわかりやすく説明されているので、おすすめです。
こう使いました
①まず一回読み通す
②模擬試験を解く&理解の浅い部分を復習
③そのほか問題を解いていく中で理解の甘い部分があればその都度この参考書を読み直す
読み通す時は完全に覚えるのではなく「ほーんこんなサービスがあるんだ~」くらいの理解で大丈夫です。とにかく読み通すことが大事。(その後、模擬試験で理解不足を思い知らされて結局は復習することになるので……)
もちろん、興味を持ったらキーワード検索して関連するWebページを読んだり動画を見たりしてもいいと思います。
模擬試験
AWSの模擬試験(無料テスト20問)
https://explore.skillbuilder.aws/learn
参考書を読み終わったら無料模擬テスト(20問)を解きました。「Web問題数で学習しよう」と同じく、本番と同じレベルの問題が解けます。
ちなみにこの頃の正答率は60%くらい。
模試で低い点数を取ると「やばい……もっとしっかり理解しないと落ちる……」と危機感から学習に身が入るので、早い時期に本番レベルの模試を受けて危機感を醸成するのはおすすめです。
WEB問題集で学習しよう(koiwa)
Web問題数で学習しよう→https://aws.koiwaclub.com/
AWS CLF試験時にこちらの有料会員(半年¥4,480または¥5,480)に登録していたので、引き続きSAAについても学習しました。
実際に解いた問題数
- SAA#01~#30と#90~#133くらいの範囲を350問ほど解く→間違えた問題を復習
- 模擬試験を1回(正答率73%)→間違えた問題を復習
問題レベルは本番とほぼ同じくらいでした。
本当は模擬試験3~4回受けたかったところです……。
SAAはCLFよりも問題文と選択肢の文章が長い(!!!)ので、模擬試験で65問回答する感覚を養っておいた方がいいと思います。
そのほか
用いた教材は上記のみですが、Twitterで「SAA問題にチャレンジ」みたいなツイートを息抜きに解いたり、理解のあやふやな概念・サービスについて書き留めておいて移動時間に調べたりしました。
AWSのサービス資料も確認しなければ……と言いつつ全然確認できてません。読まなければ……。
勉強する上で心がけたこと
一問一答でも模擬試験でも、問題を解きながら以下のことを心掛けました。
- 正答率よりも「何をわかってないのか」に重点を置く
- 初めて見る単語・概念を見つけたら本番ではなく今のうちに発見できてラッキーと思う
- 勘か、理解しているか(同じ問題が本番で出た場合、100%正答できるか?を基準に理解度を測る)
- 問題文・選択肢の文章の意味を理解する
- 問題文・選択肢の意味がわけわからんときは答え合わせ時に「どのサービス・構造についての理解が浅いのか」を意識して、復習・解決・理解する
- 自己流の解釈も時には大事
- 疑問に思ったことはとにかく調べる(ECSってなんだっけ?ELBではなくRoute53でルーティングが必要なのはどういう場合?NATインスタンスとNATゲートウェイの使用場面の違いは?)
- 気分転換大事。美味しいものを食べて好きな音楽を聴くようにしました
本番直前・本番で心がけたこと
正直、勉強不足で本番に臨んだので(理解度は60~70%くらい)、ぎりぎりまで合格に向けて頑張りました。
当日(朝~)
前日から6時間くらいは寝ました。当日は脳が回るくらいには食事を摂る。
- 暗記も織り交ぜてキーワードに反応できるようにする(リアルタイムで取得→Amazon Kinesisを用いることが多い、共有ストレージがほしい→EBSは不正解になることが多い、など)
- 過去に間違えた問題や各サービスの機能(特に問題に出そうな各サービスの比較・細かな違い)を再度チェックする
- 当日の朝もたくさん問題を解く&間違えた問題を復習。とにかく自分の理解できてない部分をひとつでも多く潰す
- とはいえ、午前中に頑張りすぎると試験本番でバテてしまうので、シャワーを浴びたりゲームをしたり移動中は少し眠ったり気分転換を。
本番(午後)
諦めない心大事。
- 少しでも迷ったらフラグにチェックしておく(後で確認するため)
- さっぱりわからん長文はあとで再確認することにしてフラグにチェックして次の問題へ行く
- 問題文、特に現状:〇〇、やりたいこと:〇〇、顧客が一番優先すること:〇〇(可用性とかスケーラビリティとかスループットとかレイテンシーとか)を把握する
- 即答できない問題は選択肢のうち「明らかな間違いを含むもの」→「顧客の優先度的に見合わないもの」を切り捨てたあと、残った選択肢の違い・妥当性をじっくり検討する
- 慌てない・混乱しそうになったらちょっとぼんやりして気を紛らわす
- 文章を読んでいて目が滑る場合は単語をひとつずつゆっくりと読んでいく(とうまくいくような気がします)
- どうしてもわからんものはわからない。勉強不足を悔やむ(二問ほどさっぱりわからないものがありました)
試験結果
スコア:796
合格点が720なのでまあまあ……でも本当は800点超えたかった……!!
これから
次に取りたいと思っている資格。
- AWS Certified Security – Specialty(SCS-C01)(AWS認定セキュリティ)
- オラクルマスター Bronze DBA
- Pv6検定ベータ試験(こちらのもの)
SCSこそはスコア850超え目指します。
読みたいなと思っている本(Kindle出ないかな)